「サピエンス全史（下）」では、仏教を分かりやすく紹介している。

仏教の中心原理は「苦しみは存在する。そこからどう逃れるか？」である。

仏陀の認識：
人々は貧困、飢饉、戦争などで苦しみ、富や権力を得ても満足できず不安や心配に付きまとわれる。挙句の果てに病気や老齢で全てを失う。人生は意味のない愚かな生存競争だ。

仏陀の悟り：
心は常に「渇愛」で動いている。心は不快なものを経験すると、不快なものを取除くことを渇愛する。快いものを経験すると、それが持続し増大することを渇愛する。渇愛は常に不満を伴う。

仏陀の解決法：
不快を経験した時は、不快をただ不快とだけ理解し、不快が去ることを渇愛しないようにする。喜びを経験しても、その長続きや増大を渇愛しないようにする。

具体的方法：
瞑想により、自分は今、何を経験しているのかに意識を集中する。殺生や邪淫を避け、渇愛や空想に陥るのを避ける。渇愛の火を完全に消し去れば満足と平穏が訪れる。これが涅槃で消火を意味する。

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そんなことを言われても凡人には涅槃は無理なので、悟りを開いた人や、悟りに導く菩薩などを崇拝する宗教に進化した。

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今日は台風一過。台風でゴーヤ・キューりのカーテンがボロボロになったので撤去した。数日前、リビング前のヨシズを撤去したので、秋の準備に入った格好。