気が付けば１０月、陽気が良くなってきました。昨日、久しぶりにテニスをしたせいか、旅行のせいか、疲れが抜けない。

（１）菅総理が、「日本学術会議」が推薦した新会員候補者105人のうち安全保障法制に反対した左派の学者ら6人が任命を拒否しました。身辺を自分に都合の良い人達だけで固める安倍方式を、さらに強化する困った方向です。昔、気づかぬ内に軍国主義に導かれていったのは、最初こんな感じだったのかもしれないなと思いました。
普段.あまり物言わぬNHKニュースキャスターさえ苦言を呈しました。大体、菅総理は露出が少なく、何をやろうとしているのかが見えません、ナンカ暗いし。

（２）本「晶子の童話の世界」は、明治時代の社会の様子や、女の子の感性がよく分かる.面白い本です。
(a)社会状況
・人がよく死ぬ
・急に没落する家が多い（この反対も多かったのか？）
・継子（ままこ）になるケースが多く、継母（ままはは）にいじめられるケースが多い
・迷信が生きている
・小学校を卒業すると、女学校へ行く娘と、女学校へ行く娘の家に働きにいく娘がいる。
（貧富の差や、教育の機会が現在より.かなり悪い）
・親の性差別意識が強い（女の子は.こうあるべきというような）
(b)女の子の感性
そのうち.まとめてみます。

猿ヶ京ホテルで、「（与謝野）晶子の童話の世界」という本を買ってきました。（ホテルには「三国路与謝野晶子紀行文学館」が隣接している、もしかするとホテルの一部？）

その中に「嘘」というお話があります。

要約すると、子供の頃「継子（ままこ）話」を作るのが流行り、自分も作ってみた。それは、自分は継母に育てられ、色々辛い目にあい、苦労し、紆余曲折があり、やがて鳳の子になった、という話でした。

私は、この「鳳」に引っ掛かりました。そうそう、与謝野晶子の生家の名字は「鳳（ほう）」です。

私は学生の頃、鳳先生の電気関係の授業を受講しました。鳳先生は与謝野晶子の実家の出身で与謝野晶子を割と近い関係だったと思います（はっきりどんな関係だったかは忘れました）。

又、電気関係の人は誰でも知っている「鳳テブナンの定理」というものがあります。これを作った鳳先生は、私が教わった鳳先生の親族（親or祖父、はっきり覚えていません）でした。

鳳一族の文芸や科学への貢献はすごいなと思います。