（昨日の話に関連して）以前から気になっていたことがあります。
それは、プロ野球の選手のバッティングフォームが全員ほとんど同じ、ということです。キューバの選手や大リーガの選手のような力強いフォームの人が２，３割いてもよさそうに思います。

多分、少年野球や高校野球を通して（成功確率の高い）画一的なフォームに強制されてきたのだと思います。
これに対し偉大な結果を残した王選手やイチロー選手は個性的フォームです。これからは、効率だけでなく個性を伸ばす教育が大事だな、と思います。
指導者にも、個性を見抜く目と忍耐が要求されるでしょう。

これは、スポーツだけの話ではなく、日本社会全体に言えることのような気がします。

これに関連して、私が違和感を持っているのは就職活動のユニフォームです。面接で個性を主張しろと言いながら、個性を押さえた衣服を強制する社会。本音と建前を使い分ける能力を見てるんですかね？

私はテニススクール仕込みの素直なテニスをします。これに対し、私より強い人達は（ちゃんと習ったことあるのかなと思う程）個性的なテニスをします。

最近私よりもっと優等生的な女性が入部してきました。テニススクールで習ったそのまんまといった感じです。

この人は確かに上手なんですが、あまりに優等生すぎて、ゲーム中どこにどんなボールを打ち返してくるかまで分かってしまいます。
ゲームの相手としては一見クセだらけのおばさんの方がはるかにやりにくいんです。

この人を見て、私が強くなれないのがよく分かりました。もっと個性を伸ばす努力をすべきでした。まだ少し時間があると思うので、色々な試みを試していこうと思いました。