「戸建派」か「マンション派」かという話があります。私は断然マンション派でした。庭の草取りは.やらなくてよいし、鍵一つで外出できるし、、、と。

ここ一年、私は、実家の庭の面倒見役になり、雑草との戦いに明け暮れ、一時はギブアップ寸前までいきました。同年代の友達の中には戸建てを売ってマンションに移る者も出てきて、やはり高齢者に戸建ては無理だよな、と思い始めていました。

ところが先月から、西洋アサガオがキンカンの木の上にツタを伸ばし、延々と沢山の花を咲かせ続けています。キンカンの木は電飾されたようになり、綺麗だなと感動するようになりました。
来年は他の木にも（色々な色の）西洋アサガオを巻き付けて電飾風にしたいなと思い始めました。
そうすると、地面にも色々な花があれば、花が咲いた（電気が灯った）ようだなと思い始め、今からでも間に合いそうな種を蒔きました。

昨日は、先週末に（今からだと寒くなりだしているので無理かなと思いつつ）蒔いた菜の花が沢山.芽を出していたのにはびっくりしました。

今では、庭を見ると半年先、一年先の姿をイメージして、「こうするといいかな？」とか「ああするといいかな？」と期待を膨らませることができるようになりました。
最近、年をとって、将来に全く夢を持てない状態になっていましたが、少し楽しみができて新鮮な感じがしてきました。

高齢者にとって庭は負担が大きいので、何年楽しめるかは分かりませんが、今は、庭いじりって楽しいもんだなと初めています。人生最後の感動かもしれません。