世界のウエブサイトの2/3で使われている暗号化プログラムに欠陥があることが４月に判明して、ハートブリードと呼ばれています。
ウエブサイトを見る時、ブラウザのURLの所に鍵マークが表示されていれば安全なサイトである、と言われていました。

素人（本当は素人なんて言うとまずいんですが）の私も、鍵マークがあれば認証局が安全を保障しているので、暗号化も保障されているんだろう、と思っていました。

ところが、暗号化は各ウエブサイトがやっていて、認証局は暗号化まで保証するものではないそうです。

さらに驚くのは、プログラムの欠陥が暗号化の部分ではなく、暗号化プログラムを使うとサーバーのメモリの一部が見えてしまうという、本質的ではないところにあったようです。

例えて言えば、敵に侵入されないように立派な城壁を作ったが、城壁の内側に工事で使った足場が残っていて、城壁の外部から足場が残っている場所にハシゴをかければ城内に侵入できる、って感じですかね。

ビットコインに関しては、最初から危ない話だと思っていましたが、ハートブリードは想像もしませんでした。我々は危なっかしい土台の上に立っているんだと改めて思いました。「キツツキの一突きで世界中のビルが崩壊する」って世界ですね。