＜＜道草＞＞

ちょっと横道にそれて、高校生はもちろん、大学生でも知らない人の多い“乱数”のお話をします。乱数は簡単に言うと“電子サイコロ”で、ゲームなどでよく使います。

プログラムの中で次の４つの命令を並べて書くと、saikoroという変数に１〜６の間のどれかの数がデタラメ（プログラムする人にも何が出るのか分からないよう）に書き込まれます。この、デタラメに作られる数を乱数といいます。

Randomize

Saisyo=1

Saidai=6

saikoro= Int((Saidai - Saisyo + 1) * Rnd + Saisyo)

このプログラムでSaisyoは乱数の最小値、Saidaiは乱数の最大値を示します。もし、引き続き、１〜６の間の乱数を繰り返し作るのであれば、上の３命令は１度書けばよく、最後の１行だけを書けばよいのです。

‘===プログラムransu

‘乱数（１〜３）を４つ、ran1〜ran4という変数に作ります。

Randomize

Saisyo=1

Saidai=7

ran1= Int((Saidai - Saisyo + 1) * Rnd + Saisyo)

ran2= Int((Saidai - Saisyo + 1) * Rnd + Saisyo)

ran3= Int((Saidai - Saisyo + 1) * Rnd + Saisyo)

ran4= Int((Saidai - Saisyo + 1) * Rnd + Saisyo)

MsgBox ran1 &"," & ran2 &"," & ran3 &"," & ran4

‘===

プログラムを何度か実行してみましょう。毎回違った数が作られているのが分かると思います。